【2023年2月9日】大滝橋~畦ヶ丸避難小屋のピストン

【2023年2月9日】大滝橋~畦ヶ丸避難小屋のピストン

こんにちは。泣きよっちです。書きたいネタが尽きてしまい一年近く放置してきたこのブログですが、この度から趣味である登山の記録を投稿していくことに決めました。主に神奈川県の丹沢(特に西丹沢)での登山の様子を写真付きでご紹介していきますので、同じく登山される方のご参考になれれば幸いです。

「第1回」泣きよっち登山記録

私が丹沢山地を好むのは、地元ということでアクセスがしやすく日帰り登山も容易であり、豊かな自然を楽しめる初心者~中級者レベルの山々があるからです。とりわけ西丹沢には青々とした環境が残っていますし、どちらかといえば観光目的で訪れるような場所ではないので、人口密度の低い中でマイペースに楽しめるなと感じています。また、西丹沢の主な登山ルートでは、現在のところヤマビルの被害報告が未だほとんどないことも大きな魅力の一つ。

今回登頂を目指したのは畦ヶ丸(あぜがまる)山。これまでの丹沢登山の中で最も登頂してきた、標高 1292m の中級者向けの山です。公共交通機関を利用する場合、小田急小田原線の「新松田」駅から出発する ※ 富士急湘南バスに乗車し、終着点である「西丹沢ビジターセンター(VC)」から登山を始めるのが一般的です。

新松田からVCへ富士急湘南バス1本で行くよりも、新松田駅から徒歩40秒の JR 御殿場線「松田」駅から電車に乗って「谷峨(やが)」駅で下車し、そこからバスでVCへ向かった方が合計運賃は安くなります。ただし、電車も遅れたりするリスクがありますし、登山シーズンでは谷峨駅からバスに乗ろうとすると着席出来ない可能性もあることに注意が必要です。

しかし、好きな山とはいえ毎回同じ登山ルートを辿るのは飽きてしまったので、今回は初めて「大滝橋」バス停から登山を始めてみることにしたのです。路線図でいうとVCより7つ手前のバス停であり、標高は VC が 540m に対し大滝橋バス停が 466m 。そして VC とは違ってトイレがないことも重要な留意点になります。個人的には、大滝橋バス停のルートは下山時に利用した方が無難なように思いますね。

前置きはここまで。それでは登山当日2023年2月9日について写真で振り返っていきます。

まず1枚目の写真は、JR御殿場線の「谷峨」駅の写真です。朝7時37分。4分後にバスが来る予定ですが、だいたい時間通りに来ることの方が少なく、数十分を待つことも珍しくありません。

「大滝橋」バス停で下車しました。大滝キャンプ場の方向へ移動します。

数十メートル下ると、登山道の入り口に到着です。下半身のストレッチを念入りに行い、8時27分にスタートしました。

登山道の入り口にあった地図看板です。この日は、厳密には畦ヶ丸の山頂ではなく、やや下った場所にある畦ヶ丸避難小屋をゴールと定めていました。いずれにせよ山頂と避難小屋は 200m ほどしか離れていないので大差はありません。ちなみに山頂にはテーブルベンチと碑があるくらいで、見晴らしはイマイチです。

林道を進んでいくと車用のゲートが現れました。私は右側の隙間からお邪魔しました。

しばらく進んでいくと、左手に階段のある斜面を見つけました。一瞬悩んだものの、立入禁止の標識があったのでこちらは登山ルートではなかったです。

コンクリで舗装された道路から、より林道らしい林道へ。

進行方向上に、一見登山道のように見える箇所がありました。でも道標が明らかに塞いでいるので違いますね。

登山ルートの側に積まれた石。登山あるあるとして、正しいルートや安全なルートを登山者の善意の石積みが教えてくれることがあります。しかし、安全なルートは地形変化によってその時その時で変わる可能性がありますし、ただ石を積んだだけで登山ルートと関係のない場合もあるので “ 参考程度 ” に受け取ることが大切です。

畦ヶ丸を目指す際は、VCから登るにせよ大滝橋から登るにせよ足を踏み外すと命に関わる場所がいくつかあります。こういう時だけ考え事は止め、集中して通行すれば全く問題ないですけどね。

沢を横断。

鎖を持ちながら登るところ。

まだ3分の1も進んでいませんが、この頃には “ クライマーズハイ ” になっているので苦しくはありません。もちろん、普段から有酸素運動や筋トレで体力を付けているからでもあります。

尾根っぽいところ。

このはしごは使ってはいけません。右側から登ります。

そういえば登山中って何考えているんだっけ?思い出せません。

ご丁寧にどうも。

後日建物の名前を知りましたが、一軒家避難小屋に到着しました。この時9時28分だったので、登山口からほぼほぼ1時間で着いたことになります。トイレはありません。

湧水?を使えるはずですが、冬なので凍っていました。

畦ヶ丸までおよそ半分の距離ですね。

この背の低い植物の名前は・・・忘れました。夏はマダニに気を付けながらくぐることになりますね。

ようやく沢沿いを卒業しました。休憩のペースを増やしながら、ひたすら尾根を進んでいきます。

西丹沢登山の魅力の一つは、富士山を拝めること。

杉に挟まれた尾根。

神奈川県外の山々にも登った経験は多々あるのですが、丹沢の特徴といえばこのテーブルベンチがあることです。誰もいない時は、仰向けで大の字になって休んでます。

テーブルベンチからだと、残り3分の1もない距離です。

このゴールの見えない階段は、精神的にちょっと参ります。

霜なのか降雪なのか、山肌が化粧している部分もありました。

ブナエリアに到着。私はこのブナ帯が好きなんです。

幹の太いブナもいくつか。

詳しくないのですが、地面から突き出るまっすぐな棒状の枝?が何なのか気になります。以前山梨県から菰釣山(こもつるしやま)に登った際も、このツンツンがたくさん見られたのを思い出しました。

木の板の階段。

目的地の畦ヶ丸避難小屋まで 200m の地点までやってきました。

富士山がさらに綺麗に見えます。

一旦下って痩せた尾根を進みます。

今回の登山で一番キツかったのは、この最後の階段でしょうか。単に続いているだけでなくて一段一段の高さも気になりました。

心臓をバクバクさせながら、見慣れた畦ヶ丸避難小屋へと到着しました。今回のタイムは2時間13分でして、以前 VC から登った時とほとんど変わらなかったです。

ちなみに避難小屋の中はこのような感じ。トイレを利用する際は、持参したペーパー等はちゃんと持ち帰るようにしてください。こんな山奥でも、登山者の為に管理してくださる方がいらっしゃることをお忘れなく。

これにて、第1回の登山記録記事は終了です。下山時のタイムを忘れてしまったのですが、だいたい1時間半程度だったと思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします!