【丹沢登山】箒沢公園橋~檜洞丸(2023年8月12日)
- 2025.01.23
- 登山記録
こんにちは。泣きよっちです。今回の登山記事では、西丹沢の盟主である檜洞丸(ひのきぼらまる)山の登山についてご紹介します。西丹沢ビジターセンターから登るメジャーなコースではなく、箒沢公園橋から登るマイナーなコースについて書きました。
○箒沢公園橋~石棚山~檜洞丸
「西丹沢VC ⇔ 檜洞丸」の往復コースについて、ビジターセンターのホームページでは難易度の目安が5段階中の4と紹介されています。これは「西丹沢VC → 畦ヶ丸 → 大滝橋」のコースと同じ4に設定されているのですが、両者を何度も登ってきた私からすると前者は4.3くらいの感覚があります。つまり、畦ヶ丸より檜洞丸を登る方が明らかにキツいです。
そして、今回ご紹介する「箒沢公園橋 ⇔ 檜洞丸」の往復コースの場合、難易度は4.5くらいになる感覚です。檜洞丸という西丹沢では人気のある山ではあるものの、ほとんどすれ違う人がいない点もあり、初心者の方にはオススメ出来ないコースであることは先に断言します。
それでは写真を載せていきます。いつものように、富士急モビリティ(旧富士急湘南バス)を利用して西丹沢方面へ。今回のスタート地点は「箒沢公園橋」バス停で、終点の「西丹沢ビジターセンター」の2つ手前に位置しています。向かう途中、「箒杉」や「箒沢」等の紛らわしい名前のバス停が続くので、初めての際は運転手さんのアナウンスを聞き逃さないようにしましょう。また、「箒沢公園橋」バス停にはトイレも登山届の提出箱もないことに注意が必要です。
最初に橋を2つ渡ります。このコース、序盤は標識がたくさん見られて親切に感じるのですが、それは裏を返すと迷いやすさを孕んでいるのだと思います。すれ違う人の少ないことも考慮し、冷静に進みましょう。
杉林の中を進みます。ちなみに、今まで「箒沢公園橋~檜洞丸」の区間でヤマビルを見つけたことはありません。杉林の地面の様子なんかを見るとヤマビルにお似合いな感じがするのですけどね。
沢に出合ったら石を踏んで渡り、えん堤を登ります。
これは、えん堤を登った後に振り返って撮影した写真です。金属製の、直角に近い角度で立てられているはしご3本を登らないといけません。気を抜かないように。
沢沿いを進みます。
一旦、沢を離れて山肌を登ります。開けた場所に出るのですが、最初来た時は登山道が見えなくて少し迷いました。その時は、最後に見た標識に戻り、その標識の指す方角ぴったりに進んでみたら登山道に合流出来た記憶があります。毎回通用するわけではないことを前提としつつも、正規の登山道を探す為の一つの手段としては頭に入れておいていいのかなと思います。
開けたエリアの終点に着いたら、木の階段を降りて細い登山道に移ります。写真がブレてしまったので載せていないものもあるのですが、何度か階段の上り下りをします。
沢沿いの、登山道の崩壊した場所。この記事を書いている2025年1月現在もこんな感じのままでした。
これにて沢沿い登りは終了です。このコースできついのは、この先の山肌登りや、アップダウンの続く尾根登りになります。
入山者カウンターです。
鎖場です。撮り忘れましたが、このコースではもう一箇所鎖場があります。
ひたすらに登っていきます。
板小屋沢ノ頭(いたごやさわのあたま)に着きました。記事を書く中で知りましたが、 “ 頭 ” という表現は、尾根上のポイントを指すことが一般的で、山頂の表現ではないのだそう。登り一辺倒はここで終了し、アップダウン登山に移っていきます。
せっかく登って来たのに、はっきりと下りをさせられるとストレスです。
ガレ場を登ります。
比較的に若いブナの木々が目立ちます。
ここもガレ場で、私が初めて訪れた際に少々迷ったエリアでもあります。何度も振り返ってこの標識を確認しながら、正しいルートを見つけました。
この景色はおそらく表丹沢方面。
ヤブ沢ノ頭(やぶさわのあたま)というポイント。板小屋沢ノ頭と同じく、何もありません。
玄倉方面との分岐地点がありました。ここから先はもう迷う要素はほぼないと思います。
ブナに囲まれた尾根を進むと、ぬるっと石棚山(いしだなやま)の標識を見つけます。ここがちょうど山頂という意味なのか、それとも近くの高い場所が山頂なのか。
木の階段や木道は踏み外さないように慎重に。特に斜めになっている階段は、湿っているとめちゃくちゃ滑ります。
自然や登山道の変化を楽しみながらハイキング出来るのが、このコースの魅力です。
丸太の階段を登り続けるエリアがあります。
今回のコースにて、ようやくベンチのある箇所が現れました。しかしテーブルベンチではなく、ベンチ&テーブルのセットなので、丹沢らしくない気がします。見た目からして設置は古そう。
テシロノ頭(てしろのあたま)を通過。
ユーシンとの分岐に、再びベンチとテーブルがありました。テーブルベンチは今回初めてです。
右手に見えるのは、おそらく加入道山と大室山。
あと少しで、つつじ新道からのメジャーコースと合流です。
えぐれた斜面と、2つ目の入山者カウンターを見つけたら合流です。
木の階段の箇所長め。
2手に別れる木道のエリア。先方にこちらへ向かってくる人が見えたら、その人と違う木道を選びます。
この周囲がもさもさしたエリアに来たら、ゴールは目前です。
檜洞丸山頂に到着です。山頂からの見晴らしは特に期待できません。この日のタイムは4時間16分。真夏だったので体力が削られやすかった点を考慮しても、VCから畦ヶ丸へ向かう登山とはやっぱり難易度は同列に語れないなと改めて思いました。
最後までご覧くださりありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いします!
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