【丹沢登山】畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠(2023年8月27日)

【丹沢登山】畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠(2023年8月27日)

こんにちは。泣きよっちです。以前、西丹沢の畦ヶ丸(あぜがまる)山への登山について投稿しました。今回は、その先の城ヶ尾峠(じょうがお-とうげ)までの登山についてです。

○畦ヶ丸避難小屋~モロクボ沢ノ頭~城ヶ尾峠

2023年の時点にて、私が丹沢山地で一番登ってきたのが畦ヶ丸。当初はそこを目指すだけで満足していたのですが、段々体力が向上してきたこともあり先のコースに興味が湧くようになりました。あわよくば菰釣山(こもつるしやま)まで行けることを期待し、最終的に城ヶ尾峠(じょうがおとうげ)で引き返した回についてご紹介します。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 1

まずは畦ヶ丸方面を目指します。といっても、目指すのは畦ヶ丸避難小屋を通過した先の山梨県との県境なので、登りの途中で畦ヶ丸には行きません。あの山頂は見晴らし悪いですしね。今回は大滝橋バス停からスタートです。大滝橋からの登山については以前投稿しました。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 2

登山道の入り口。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 3

昔はこの黄色い道標がなかったような気がします。最近設置したのかな?

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 4

両サイドに草木があるのでマダニの気になる登山道。ちなみにこの記事を書いている2025年1月現在、マダニに噛まれた経験はおそらくありません。長袖長ズボンに、虫除けスプレーを使うことを心掛けています。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 5

畦ヶ丸避難小屋に着きました。この日の大滝橋からのタイムは2時間23分。本題はここからです。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 6
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 7

畦ヶ丸避難小屋から標高を下げ、モロクボ沢ノ頭(もろくぼさわのあたま)に着きました。ちゃんと写真を撮れば良かったですが、途中鎖場が1箇所あったと思います。標識にあるように、ここは白石峠(しらいしとうげ)と城ヶ尾峠(じょうがおとうげ)の分岐点です。今回は城ヶ尾峠方面へ。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 8
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 9
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 10

モロクボ沢ノ頭から一旦下るのですが、個人的にこの標識の場所で肝を冷やしました。標識を見つけて撮影をした直後、反対側の崖に足を滑らしそうになったのです。撮影の為に標識からやや距離を取ったせいでもあるのですが、標識を見ると一瞬注意が途切れるので、こういう細めの尾根に設置してくれない方が親切だと思います。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 11

県境なだけあり、こういう痩せ尾根が何度か出現します。登山道の最短幅は60cmくらい。よほど注意散漫でなければ踏み外さないと思いますが、疲労が溜まっていると危ないなとはいつも思います。そういう意味で、登山計画にはゆとりが必要ですし、(今回のケースがそうなりましたが)臨機応変に目的地を諦めて引き返す判断も重要です。踏破への執着は禁物。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 12

尾根が細いだけでなく、急峻な崖が迫っていたりします。高所恐怖の気のほとんどない私には、このハラハラ感が楽しかったりもします。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 13

この広い尾根で迷ったような記憶があります。あまり登山客の来ないコースなので、登山道の分かりづらい箇所もちらほら。尾根が狭い場合でも、Y字路のように分岐していると簡単に間違えたりすることもあるので、尾根登山って実は遭難しやすいと思います。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 14

あまり登山客の来ない証拠の一つ。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 15

一応今回の目的地にしている菰釣山について、既にこの段階で「今日は無理だな」と思っていたので、帰りのバスの時間を頭に入れながら行けるところまで行く方針に切り替えていました。登山中において、予め立てていた登山計画をシュリンクさせる分には問題ありませんが、逆に予定のなかった先のコースへと拡張させるのはオススメ出来ません。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 16

県境を進みながら見える太平洋側はこんな感じ。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 17

県境の山梨県側が杉林で、神奈川県側がブナ林に別れているエリアがあります。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 18

大界木山(だいかいぎ-やま)に到着。ヤマと渓谷オンラインでは “ おおかいぎやま ” と記載されている(←2025年1月時点)のですが、どちらの読みもアリということでしょうか?長く連なる尾根の1地点です。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 19

これは何らかの境界標識でしょうか?登山道って赤いテープが目印になっていることが多いので、これも登山道と関連があるのかないのか未だにモヤモヤしています。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 20
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 21

城ヶ尾峠方面と大界木山方面、そして字が隠れていますが浦安峠方面の分岐点。丹沢の山々を登っていると、よく『横浜市』の文字を見かけます。水源としての山の重要性を認識させられます。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 22

尾根を進んでいると、どうしてもこういう木の根を踏まなければいけない箇所があります。不人気なコースの細い尾根では、なかなか人工的な木道や木の階段を設置する為のリソースは向かいませんね。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 23
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 24
丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 25

予定変更後の目的地である城ヶ尾峠に到着しました。テーブルベンチで休めるのは、モロクボ沢ノ頭以来です。

丹沢登山記録⑤大滝橋~畦ヶ丸避難小屋~城ヶ尾峠 26

最後の写真は、菰釣山方面の登山道です。この日はここできっぱりと引き返し、畦ヶ丸&善六ノタワ経由で西丹沢ビジターセンターへ。17時10分発の新松田行きのバスで帰路に就きました。

県境尾根なので山梨県側で下山する方が早くて楽ですし、その下山方針なら本来の目的地である菰釣山へ行くことも問題なかったのですが、山梨県側は路線バスの運行本数が充実していないのでいろいろと面倒くさいのです。ちゃんと公共交通機関の下調べを行い、それに基づいた登山プランA~Cくらいの立案まで詰められるのであれば、西丹沢VCから登って山梨県側で下山する選択肢は全然アリだと思います。

最後までご覧くださりありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします。