メルカリで「出品者も知らない商品」が届いた体験
こんにちは。泣きよっちです。東日本大震災から10年が経過しました。当時学生だった私は自身の将来について何も思い描けなかったけど、就活でレールから外れて今こうやってブロガーをやっているのは自然な選択の連続だったように振り返ると感じます。
さて、今回はメルカリにて購入者の立場で経験した “ 不思議な事故 ” についてお話することにしました!
出品者も知らない商品が届いた体験談
問題となった取引について
不思議な取引となったのは、2021年2月中旬の某日に私が「壁掛けの2021年版カレンダー」を購入したこと。毎年自室には壁掛けのカレンダーを掛けているのですが、2021年になってからはまだ用意出来ず100均や書店等でも気に入ったものが見当たらなかったことから、私にとって自然な発想でメルカリで探すことに決めたのです。購入したのは某企業のロゴの入ったカレンダー。社員や顧客など一部の人は無料で手に入ると思われる非売品です。送料込みの300円で出品されていて、私はいつもやるように
・商品ページを全部読む(←即購入NGの人もいる)
・出品者のプロフィールを全部読む(←取引上の注意点等)
・出品者の過去の評価をチェックする(←地雷かどうか)
といった点の確認を済ませた上で購入しました。商品購入の翌日に、早速出品者さんは発送通知とメッセージを送ってくれて、更にその翌日に商品は私の自宅に到着しました。発送方法はらくらくメルカリ便のネコポスでした。
商品の受け取り~事務局への報告
以下、【商品到着日=誤配の1日目】として時系列を整理することにします。
【1日目】の午前11時台にメルカリの取引ページを開き、配送状況を確認したところ商品が既に配達済みだと分かり、午後0時台に郵便ポストをチェックしました。すると、私宛てのメルカリ利用だと分かる茶封筒(←ネコポス)があったのですが、明らかにカレンダーの厚さではなく 1cm 程ありました。開封前から「出品者側の誤配では?」「他の購入者当宛ての商品では?」と思っていたので、後に返送するかもしれないことを考え封筒の最上部から 1~2mm の部分をハサミで慎重に切り取り、中身を確認してみました。
開封の結果やはり私の購入したカレンダーは入っていなくて、雑誌が透明なクリアカバー(←粘着部分で閉じるタイプ)に入っていました。某有名出版社の投資情報誌の最新号です。この後、すぐに出品者のプロフィールページの下部にある出品物を全部チェックしてみたのですが、雑誌の出品はいくつかあったもののその投資情報誌の出品はありませんでした。「もしかしたらメルカリ以外での取引物だったのかな?」と思いつつ、【1日目】の午後0時台に
【私側 → 出品者側】
・ただ今商品が到着したということ
・カレンダーではなく投資情報誌が入っていたこと
・「私はどのように対応したらいいか?」の質問
といった内容のメッセージを、取引ページにて出品者さんに送りました。
すると1時間半後に返信があって、
【出品者側 → 私側】
・カレンダーには段ボールの台紙を当てた
・雑誌に関して全く身に覚えがなく驚いている
・「事務局に問い合わせします」
との内容でした。私もこんなことが起こり得るんだなと思いました。その後、改めて到着物の詳細を出品者さんへ伝える会話をして、【1日目】のやり取りは終わりました。
実はこの時、私はメルカリ上での取引を売買両方面とも他に抱えていなくて、最後の取引は10日以上前だったことから “ カレンダーの取引 ” として “ 投資情報誌 ” が到着してしまったことは間違いないです。他の方との取引で起こったミスではありません。取引ページにあった送り状番号と、配達物の伝票(貼付票)に記載されている送り状番号も同一なのに、出品者も知らない商品が届いてしまった...。
出品者さんの過去の評価を改めてチェックしても何か気になるコメントは見当たりませんし、そもそも最低出品価格の300円の元値0円カレンダーの売買なので、トラブルになる要素がまるでありません。そして今回の取引ページでのメッセージのやり取りからは低姿勢の丁寧な方であることも伝わってきていたので、誤配【1日目】の時点で出品者さんのことは全面的に信頼していました。
メルカリからの指示
出品者さんはすぐに事務局へ問い合わせをしてくださったのだと思います。誤配から【2日目】の午前9時台に、事務局から私宛てに “ 【重要】事務局からのお知らせ ” と題した通知が届きました。読んでみると、
【事務局側 → 私側】
・「身に覚えのない商品の到着について申し訳ない」
・「お問い合わせページ」経由で情報提供にご協力を!
→12桁の「送り状番号」
→お荷物の容姿(封筒や紙袋など梱包資材の種類や色など)
→お荷物の中身
→正しい商品は届いているか
→家族や同居人が注文したものではないか
→お荷物が届いたご住所
→お名前
→電話番号
→ご連絡のつきやすい時間帯
・上記の全ての項目の情報が必要
・配送会社が回収する可能性があるので商品は保管を
といった内容でした。情報提供の9項目については原文そのまま載せました。
この通知を読んだ時は、正直めちゃくちゃ怠いなと思いました。(汗) 誤配商品について回収する可能性があるから保管しておくのは当然のこととして分かるけど、何で誤配された側に詳細な情報提供という手間を取らせるのだと。ただ既に事の顛末は記事でご紹介しようと頭の中で決めていましたし、せっかく事務局に問い合わせをしてくださった出品者さんの立場もあるので素直に従うことにしました。誤配【2日目】の午後3時台に、事務局の指示通り情報提供を行いました。
そして翌日の【3日目】に、私が行った事務局への問い合わせへの正式な返信(通知)がありました。内容は、
【事務局側 → 私側】
・「お手間をお掛けして申し訳ない」
・「メルカリから配送会社へ調査依頼をする」
・「本日より最長10日間を目安に配送会社からの連絡を待ってほしい」
といったものでした。
ヤマト運輸とのやり取り
メルカリからの返信通りに待っていると、誤配から【7日目】の午後5時台に見知らぬ電話番号からの着信がありました。一旦は出ませんでしたが、ネットで検索してみると地元近くのヤマト運輸のセンターに関連する番号だと分かったのですぐに折り返しました。女性の方が出られたのですが、こちらから電話を掛けると料金が発生すると仰るので、改めてそのヤマトの女性からの着信を待って電話に出ました。
( メルカリへの誤配荷物の情報提供の際にご連絡のつきやすい時間について夕方と回答していたので、それで午後5時台に電話してくださったのだと思われます。)
電話の内容としては、改めて手元にある誤配商品の情報について聞かれたのでそれに対し回答しました。最後に「商品を回収させてほしい」と言われたので、その電話のあった【7日目】当日は忙しかったことから翌【8日目】に回収してもらうことで話を付けました。そして【8日目】の午前11時台に、自宅にやってきた配達員の方に誤配商品と、それの入っていた伝票(貼付票)付きの茶封筒を一緒にお渡ししました。
取引ページでは【1日目】を最後に出品者さんとのメッセージが途絶えていたので、ちゃんと事が進んでいることを知って少しでも安心いただく為に、
【 私側 → 出品者側】
・事務局に問い合わせページから情報提供したこと
・ヤマト運輸へ情報が伝わり調査が始まっていること
・今さきほど、配達員に誤配商品を預けたこと
・「結果的にご心配をお掛けして申し訳ございません。」
といったことを、まとめてメッセージを送りました。私は【1日目】から出品者さんのことは全面的に信頼しているのですが、事故が発覚してからは私に対するメッセージに「ご不快な思いを...(私の心中:全然不快な思いしてないですよ!)」とか「申し訳ございません(私の心中:こちらこそ何かすみません。)」と添えられているのが気になっていたので、一応私も「申し訳ございません」と今回のメッセージに添えてみました。本音をいうと私が受取評価をすればそれでもう済む話のはずなのに、元々300円の取引なのに出品者さんをここまで引っ張ってしまって申し訳なかったです。
今回の取引の結末について
配達員の方に誤配商品を渡してから9日間が経過した【17日目】の午後3時台に、再びヤマト運輸のセンターの同じ女性から電話が掛かってきました。内容としては
【ヤマト運輸側 → 私側】
・残念ながら本来の商品がどこへ行ったか分からない
・調査は引き続き続けるが、たぶんもう見つからない
・調査結果をメルカリに報告するので、メルカリからの連絡を待ってほしい
といったものでした。案の定こうなるなとは思っていました。私の予想になりますが、出品者さんがヤマトの営業所またはコンビニに持ち込んで発送の手続きをした際、または後の過程で他の人の持ちこんだ商品と(ミスか故意か)伝票&貼付票が入れ替わってしまったのだと思います。もし私の購入したカレンダーの届いた人がいたとしても、メルカリ利用者ではないかもしれないし、メルカリ利用者であってもわざわざメルカリに報告するのかという問題もあるような気がしますね。
そして誤配の発覚した日から数えて【20日目】の午後4時台に、事務局からの通知があり取引がキャンセルの扱いとなりました。
【事務局側 → 私側】
“ 本件は、配送過程でトラブルがあり、双方での問題解決は困難と判断し、事務局で補償いたします。”
“ 該当の商品は事務局で内容を確認のうえ取引をキャンセルし、出品者に本来取引完了時に反映される販売利益を補償いたしました。”
上記は通知内容の一部抜粋です。 “ 取引相手への補償内容の詳細は開示出来ない ” とも書いてありましたが、要は私には購入金額の300円が戻ってきて、出品者側には取引が完了したと仮定して270円(=300円×0.9)が入ったということです。
私の立場からすると、事務局からの指示で誤配調査に協力させられた感覚なので300円がそのまま戻ってくるだけでは不満です。でも、事務局が元値に上乗せで返金するのは現実的ではないのも分かるので仕方がないですね。あと、取引が突如キャンセル扱いになったことで取引ページがなくなり、出品者さんと最後会話をする機会がなくなったのが残念です。最後まで冷静&ご丁寧に対応してくださったので、そのお礼が言いたかったかな...。
最後に
私自身が購入者の立場としての誤配案件は過去に数度経験したことがあるのですが、出品者も与り知らない商品の誤配案件は今回が初めてで、「よっぽどのことがないと起こらないこと」が起こったのだと思います。
もし購入した商品とは違うものが届いた、または逆の立場で購入された商品とは違うものを送ってしまった場合は、まず受取評価/出品者評価のボタンを絶対に押してはいけません。メルカリ上で一旦取引が完結してしまうと、メルカリ側は対応しづらくなる/対応する立場になくなるからです。相手方とコミュニケーションを図って今後の対応を双方合意の上で決めたり、問い合わせページを利用し事務局に仲立ちしてもらうことを優先します。今回は出品価格が送料込みの300円だったので大事にはなりませんでしたが、例えば数万円の商品でこのような誤配が起こると大きなトラブルに繋がる可能性がありますし、事務局側からの補償金額についてもややこしくなるものと考えられます。
また今回の件で、事務局側が出品者&購入者の双方の合意を取らずに一方的に取引ページを削除する可能性があることが分かったので、もしトラブルになりそうな臭いがしたら取引ページのメッセージはスクショする等して保存することをオススメいたします。現に、私はスクショのデータを取っておいたことから、この記事にて事の詳細をご紹介することが出来ました。
最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします!
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