メルカリでたった1円を値切られて納得した話

メルカリでたった1円を値切られて納得した話

こんにちは。泣きよっちです。先日、メルカリ上にて出品者側として「たった1円を値切られる」経験をしました。その経験を機に “ メルカリハック ” を習得することが出来たので、今回はそれをご紹介します。

近年はポケモンカードがコレクションや投機の対象として高騰しているので、小学生の頃に集めていたカードを多数出品しています。一番安いものには300円台の値を付け、高いものは数万円で販売している状況です。10年前からポケモンに追い付けなくなり、カードバトルにも飽きてしまった私としては有難い限りの状況です。

そして2023年6月の某日のこと。送料込み 500 円の値で販売していたポケモンカードについて、ある人(A氏)からコメントが入りました。最初のやり取りはこちら。

A氏「こちらの商品を購入したいのですが、499円にしてもらえますでしょうか?」

私「申し訳ございませんが、こちら値下げはいたしません。」

メルカリを8年程やってきた中で、初めて1円を値切られました。大胆な値切り要求なら難なく拒否することが出来るのですが、1円だと「たった1円もまけられないの?」と器を試されているような気がして一瞬動揺しました。

しかし、その後のA氏からの返信で、私ははっとさせられます。

A氏「500円でも499円でも利益は同じなので、値下げをお願いします。」

なるほどなと思いました。メルカリの場合、商品が購入された際に価格の 10% が手数料として引かれる仕組みなのですが、

販売価格 500 円 × 0.1 = 50 円
販売価格 499 円 × 0.1 = 49.1 円

となります。そして小数点以下の数字は切り捨てで計算されるので、

販売価格 500 円の利益 = 500-50 = 450 円
販売価格 499 円の利益 = 499-49 = 450 円

となり、出品者としては 500 円で売れようが 499 円 で売ろうが利益は本当に変わらなかったのです。

とはいえ、だからといってわざわざ1円を値切ってくるA氏の細かさには不快感を拭えないところ。でも逆に、この値段設定のハックを知っているA氏の立場になってみると、ハックを知らない私の値段設定にモヤモヤした面はあるのかもしれません。

その後のA氏とのやり取りについてですが、私は納得したので値下げをした後に購入してもらい、無事取引が完了しました。せっかくなので、他の値段設定についても検証してみたいと思います。

【500円付近の値段設定と利益】
販売価格 510 円・・・利益 459 円
販売価格 509 円・・・利益 459 円
販売価格 508 円・・・利益 458 円
販売価格 507 円・・・利益 457 円
販売価格 506 円・・・利益 456 円
販売価格 505 円・・・利益 455 円
販売価格 504 円・・・利益 454 円
販売価格 503 円・・・利益 453 円
販売価格 502 円・・・利益 452 円
販売価格 501 円・・・利益 451 円

こうやって見ると、3桁円の値段設定では下2桁が「10円」と「9円」の時に利益が同じになることが分かります。では、4桁円や5桁円ではどうでしょうか。

【5000円付近の値段設定と利益】
販売価格 5010 円・・・利益 4509 円
販売価格 5009 円・・・利益 4509 円
販売価格 5008 円・・・利益 4508 円
 ~ ~ ~
販売価格 5001 円・・・利益 4501 円

【50000円付近の値段設定と利益】
販売価格 50010 円・・・利益 45009 円
販売価格 50009 円・・・利益 45009 円
販売価格 50008 円・・・利益 45008 円
 ~ ~ ~
販売価格 50001 円・・・利益 45001 円

やはり、4桁円でも5桁円の時も下2桁が「10円」と「9円」の時だけ利益が同じですね。

ということでメルカリで商品を出品する際は、下1桁を「0円」にするくらいなら1円値下げした価格設定にした方が購入者側に優しい、という情報発信でした。特に3桁円の価格設定だと、他の出品より購入されやすくなるはずです。

この記事をご覧いただきありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします。