対人苦手な私がジモティーやってみた感想

対人苦手な私がジモティーやってみた感想

こんにちは。泣きよっちです。お話したいネタが全然なくて、ブログの更新がしばらく止まってしまいました。

さて、早速本題に入りたいと思います。今回は対人(対面)場面の苦手な私が2021年の夏から始めた「ジモティー」について、商品販売の流れ体験談等をお話します!

ジモティーで対面販売をやってみた感想

この記事の投稿日は2021年11月7日でして、私がジモティーを使い始めてからおよそ4ヶ月が経過した頃になります。まずは「そもそもジモティーって何?」というところから整理します。

ジモティーとは?

CMで流れている「ネットの掲示板♪ ジモティー♪」というフレーズの通り、地域性の高い情報掲載媒体になります。専門用語としてはクラシファイドサービス(classifieds)と呼ぶそうです。要はジモティーを通して、個人や法人が物品の売買や無償譲渡イベントの告知や募集求人といった様々な情報発信を行い、実際に交流を果たすことが出来るのです。

基本的に利用者は、自分の住んでいる地元や通勤/通学する地域の掲示板を見ることになるものの、一応全国規模での交流も可能です。そしてジモティー自体は掲示板としての広告収入があり、(私はまだ他のサービスについては勉強不足ですが)物品の売買に関してだと原則として出品者も購入者も手数料を取られることがないので、その点は他のフリマサイトに比べて優れていると言えますね。特にフリマサイトで出品しにくいような、

・梱包や発送の仕方に困る大きなサイズの商品
・送料分の方が高くなってしまう本体安価が安い商品
・発送過程があることによってトラブルの起きやすい商品

といった物の販売が向いています。3つ目に挙げたトラブルというのは、例えば「送られたはずの商品が届かない」とか「思っていたのと違う商品が届いた」といった購入者側からのクレーム等です。ジモティーでは基本的に直接対面で取引を行うので、そういったトラブルを回避出来るメリットがあるのです。

私がジモティーを始めた理由

私がジモティーを始めた理由を整理すると、

○ メルカリ等で今まで売れなかった商品を販売したいから
○ 敢えて苦手な対面取引を経験することで、少しでも慣れるかもしれないと考えたから

といったことによります。特に後者の説を試してみたかったのです。

私は現時点までにおいて精神科や心療内科を受診したことはありませんが、大学時代の就活で苦悩してた頃にいろいろ調べていたら、自分には少なくとも対人恐怖症や回避性パーソナリティ障害の気があると分かってきました。

現在は「そんな対面&対人関係の苦手な私であっても構わないし、もう仕方がない(^^)」と自分自身を肯定的に受け入れることが出来ているものの、それはそれとして少しでも対面場面に慣れられて苦手意識が軽減するのであれば絶対にその方がいいので、ジモティーでの商品売買を利用して敢えて対面機会を作ってみたのです。

私のジモティー使用の流れ(販売のみ)

ジモティーを使ってみての感想をお話する前に、私が実際にどのような感じでアプリを使用していたのかについて簡単にご紹介します。その他の詳しい利用方法等につきましては、恐れ入りいますが他のサイトをご覧いただければと思います。また、以下で記載する使用の流れについてはあくまで2021年11月現在のもので、Androidのスマホアプリから操作していました。

流れ①:売りたい商品を出品する

まずはスマホアプリを開いて、画面右下にある緑丸の<投稿ボタン>を押して投稿ページ(出品ページ)に移ります。投稿ページでは

○ 商品画像(1~5枚)
○ カテゴリ
○ タイトル(商品名や特徴)
○ 本文(商品説明)
○ 商品価格
○ あんしん決済機能を利用
する/しない
○ 問い合わせ(質問など)を受け付ける
○ 出品者エリア
商品の受け取り方法
有料オプション

といった項目について入力したり選択することになります。『カテゴリ』は「家具」や「家電」といった項目から選ぶことになりますが、だいたい私の出品する商品だと適当なカテゴリが見つからないので、「その他」を選んでその代わりに『タイトル』や『本文』にキーワードを散りばめて丁寧に書くようにしています。

『商品価格』は、「同じ商品はメルカリだったらいくらで売られているか?」を調べて、送料込みの市場価格からだいたいの送料分を引いて...という価格を基準に、どうするか決めています。本当に不要で邪魔な物品は最低価格の50円や100円で売りますし、そこそこ思い入れのあるものは高めに設定したりしています。

『問い合わせ』については、何か質問を受けることが面倒でなければ受け付けるようにします。デフォルトのままで大丈夫です。『有料オプション』には “ リフレッシュ ” という、投稿から24時間後に再び投稿リストの最上位に来るという機能がありますが、オークション形式で販売しているわけでもないので私には使う必要性は感じられないです。

「ジモティーあんしん決済」について

『あんしん決済(ジモティーあんしん決済)』とは、商品代金が一旦ジモティー側の預りとなり、後でジモティー側から出品者へ振り込まれるシステムのことで、要は他のフリマサイトと同じロジックで手数料が掛かります。2021年11月時点だと、(送料含めた)売上の5%が販売手数料、売上を口座へ振り込んでもらう際の振込手数料が250円、そして1万円以下の売上振込の際は事務手数料250円が掛かります。

購入者と対面で商品をやり取りするなら、わざわざこのあんしん決済システムを使うメリットが見出せません。また、商品を配送する場合ならわざわざ地域性の高いジモティーではなく、端からメルカリやヤフオク等で販売していた方がいいように思うので個人的にはオススメ出来ません。私はあんしん決済は利用しないですね。

( 投稿ページにおいて、『あんしん決済』はデフォルトでは利用する設定になっています。利用しない設定にした場合、投稿編集ページ下記にある『商品の受け取り方法』の欄は消滅します。 )

「出品者エリア」について

ジモティーを利用し、商品の販売や無償譲渡を行う上で一番センシティブだと思うのは『出品者エリア』の設定についてです。CMを見ていると、購入者に玄関まで品物を取りに来てもらうシーンがありますが、法人でもない個人が自宅に知らない人を招くのはトラブルに遭うリスクを負うことになりますし、特に悪意のある第三者に自宅の場所や、自宅がどの辺にありそうかという情報が伝わってしまう恐れもあります。

そこで私は、もしものリスクを考えて

★ 投稿ページ含めジモティー上では住所は記さない
★「出品者エリア」を自宅から “ そこそこ ” 離れた場所に設定する
★ 取引場所を公共施設コンビニ駐車場に設定する
★ 絶対に玄関や家の前では取引しない

といった自分ルールを決め、とにかく誰にも自宅を特定させないことと、誰にも自宅のあるエリアを絞られないようにすることを意識しています。

( 『出品者エリア』自体は1つしか設定出来ませんが、実際の取引の【待ち合わせ場所】の候補については『本文』の欄にいくつでも書くことが出来ます。予め候補をいくつか記載しておけば、後々の購入希望者とのチャットがスムーズに進みます。 )

流れ②:購入検討者からのアプローチと対応

続いて商品を投稿した後の流れについてですが、購入希望者や質問のある人からメッセージが届きます。上記に挿入した1枚目のイラスト内の右上にある<通知ボタン(=ベルのマーク)>から進んでチャット画面に移ります。

だいたいこのような感じで、メッセージが届きます。

それに対するこちらの最初の返しは、このような感じ。このチャット機能を通して【取引日時】【待ち合わせ場所】について双方の合意を形成したら、画面上にある<受け渡し予定者にする>のボタンを押します。取引の完了までこのボタンは押さなくても構わないですが、押すことで他の人からの(結果無駄になる)問い合わせをブロックすることが出来ます。

チャットの流れについて、私の過去取引から実例を引用すると

相手「はじめまして。こちらまだお取引可能でしょうか?」

泣よ「○○様初めまして。コメントありがとうございます。はい、お取引可能です!」

相手「ありがとうございます。是非お取引したいのですが、いつ都合がいいでしょうか?」

泣よ「ありがとうございます!明日の日曜日でしたら何時でも大丈夫です。来週の平日でしたら20時以降が可能です!」

相手「それでは明日、お願いしたいです。場所は(投稿ページに記載されている通り)××駅周辺でしょうか?」

泣よ「ありがとうございます。場所は××駅の改札外でしたらどこにでも(=何改札でも)お伺いいたします。また、明日の何時のお取引がよろしいでしょうか?」

相手「明日10時に△△改札付近でお願い出来ますか?」

泣よ「承知しました!では、※1 明日10/24の午前10時に××駅の△△改札へお伺いいたします。当日は2000円をお持ちくださいませ。改めましてよろしくお願いいたします!」

・・・だいたいこんな感じです。全くの0から待ち合わせのスケジュールを組むのは双方が困りやすいので、商品の投稿ページの『本文』欄に、予め取引可能な “ 日にち ” や “ 時間帯 ” といった自分の都合を書いておくと、スムーズに約束日時を決められやすいです。また上記の ※1 にあるように、双方共に勘違いを防ぐため自分側から【取引日時】や【待ち合わせ場所】、【販売価格】といった詳細情報を改めて書き残しておくのがベストですね。

また【待ち合わせ場所】については、「流れ①」の段落にて記した自分ルールに照らして

☆ 出勤や登校で降りる主要駅
☆ 最寄り駅から1~2つ離れた駅
☆ 最寄り駅から1~2つ離れた駅付近のコンビニ駐車場
☆ 車でよく行く遠くのショッピングモール駐車場

といった場所を提案するようにしています。あくまで私個人の価値観ですが、プライバシーを守る為にはある程度の徒歩や車の使用は致し方ないと考えています。泣きよっち程はプライバシーの保護は気にしないよ~という方であれば、「最寄り駅」「最寄りのコンビニ駐車場」でも構わないと思います。

流れ③:取引当日について

取引当日の流れについて。待ち合わせ場所に自分が先に到着したら、そのことに加え①具体的な立ち位置②服装等の情報を相手方に伝えて、簡単に見つけてもらえるようにします。例を挙げると

~自分が先に着いた場合の挨拶~
泣よ「お世話になっております。ただ今到着いたしました!①券売機の前に立っている②サングラスの男性が私ですので、お声を掛けていただければと思います!」

みたいな感じです。逆に、相手方が先に到着した場合はだいたい向こうから連絡が来るので、これに対しては

~相手が先に着いた場合の返事~
泣よ「お世話になっております。承知しました!こちらはあと10分ほどで到着する予定です。 ※2 お待たせしてしまい申し訳ございません。

といった返事をします。双方が合意した待ち合わせ時間に間に合えばいいのであって、相手を待たせているからといってこちらが謝る必要は微塵もないですが、 ※2 社交辞令として「お待たせして~」の一文は入れるのがベターですね。

実際に取引相手と接触出来たら、商品を渡して現金を受け取ってそれで当日は終了です。最初の挨拶は「あの~、ジモティーの方ですか?」「あっ、はい!どうも~(汗)」がベースです。結果相手を待たせていたのなら「お待たせしてすみません。(汗)」と言ってみたり、結果自分が待ったのなら「わざわざお越しいただきありがとうございます。(汗??)」など言ってみたり。別れ際に「また何かご縁がありましたら、よろしくお願いいたします!」で綺麗に終わります。

取引が終わり相手と別れたら、チャット内にある<受け渡し完了>ボタンを押して、最後は<評価する>ボタンから相手の評価をして今回の取引が完全終了となります。メルカリ等と同じで、評価する際は無言ではなく

“ この度はご購入ありがとうございました。気持ちのいいお取引になりました。また何かご縁がありましたら、よろしくお願いいたします!

といったような文を添えると、その取引相手に対しても、評価を覗きに来る第三者に対しても好印象を保てると思います。

実際にジモティーを利用してみた感想

フリマサイトとしての感想

私のジモティー利用実績については、この記事の投稿時点で評価の付いた取引が12件あり、 ※3 評価の付かなかった取引も含めると計17件を経験をしてきました。まず販売という観点でいうと面白いなと思いました。何が面白いかと言うと、今までネット上で売りに出しても売れなかった品物が、ジモティーだとサクサク売れたりしたからです。

一見、メルカリやツイッターを利用した全国向けのネット販売の方が多くの購入希望者にアプローチ出来ると思うものの、それよりも購入希望者の絶対数の少ないはずの地元の人達地元周辺の人達への “ 伝わりやすさ ” の方が、購買に繋がることもあるという事実なのだと思います。

また、今まで処分に困っていた祖母の介護用品なんかは、地元で同一品を無償譲渡で出している人が複数いる状況であっても、私は有償でお譲りすることが出来たりしました。今すぐに自宅のスペースを空けなくてはいけないような事情でもないのなら、何でも一旦は有償で出品してみるのもアリだなと思いました。

ジモティーの利点にいくつか気付く中で、今まで当然のようにメルカリで出品していた商品について「もしかしたらジモティーの方が早く&高く売れるんじゃないか?」という視点も生まれました。本体価格が安い故に送料が割高に感じられてしまうような商品を、一旦ジモティーに出してみることが多かったです。頭の中で他のフリマサイト(フリマアプリ)と比較して、商品ごとに “ 出品の場 ” を使い分け出来るようになるのが望ましいのかなと思いました。

※3 ジモティーの場合、同一内容の投稿(商品)は基本禁止されています。ただ、一度取引が終わった商品でも在庫が複数ある場合は、元の投稿ページを削除せず<受付を再開>すれば、コメントしてくる別の購入希望者に商品を販売することが何度でも可能です。その際は相互に評価が出来ないシステムとなっていて、そういう事情もあって評価なし取引が5件あるということなのです。

尚、有料オプションを使えば同一内容の投稿は可能ですし、オプションを使わない裏技もあるにはあるので、それはまた別の機会に詳しくお話出来ればと思います。

対面場面への苦手意識は変わった?

さて、「ジモティーを利用することにより私の対面場面への苦手意識が薄れたのかどうか?」についてですが、 “ ジモティーの取引で見知らぬ誰かと会い、少しくらい会話すること ” には確実に慣れました。一番最初の取引相手は40代くらいの女性で、会ってからはあまりに緊張し過ぎてしまい ※4 吃音連発しまくりの不愛想な対応になってしまいました。関係ないですが「出会い系ってこんな感じなのかな?」とも思いました。(汗)

※4 参考記事:泣きよっちの吃音事情について

しかし取引経験を重ねる中で、こちらが変に緊張する場面が減って吃音の発現機会も減っていき、「相手の方が緊張しているんじゃないか?」と感じられるほど余裕が出てくるようになりました。話好きの方もいて面倒臭さを感じることもあるものの、今後もジモティーは気兼ねなく使っていけるなと思います。

そしてジモティー以外の対面場面への影響については、何とも言えないと思います。ただ、「どんな対面場面でも場数をこなせば何とかなるかもな?」と少し前向きに捉えられるようにはなりました。改めて、ジモティーを始めてみてよかったなと思います (^^)

ジモティーを利用する際の注意点

ジモティーでの最初の取引にて物凄く困惑したことなのですが、メルカリ等と違って取引の際に相互の “ 評価 ” が必ずしもあるわけではありません。特定の条件下では<受け渡し予定者にする><評価する>といったボタンが出現しないこともあるので、あくまで “ 対面での取引が無事完了すればそれで構わない ” という視点が必要です。

過去17回の取引において、約束をすっぽかされた経験はまだありません。自分が勘違いで駅の別の改札に行ってしまい待ち合わせ時間に数分遅れたことや、こちらが数分の遅刻を待ったこともあります。何か自分側に不手際があっても、誠意を込めた連絡(メッセージ)や態度を示せば、相手方はなかなか悪い評価を付けて来ないと思います。ただ、遅刻癖のある人はジモティーの利用は向いていないなとも思いました。

繰り返しになりますが、ジモティーでは基本対面でのやり取りが行われるので自宅の特定されたくない場合居住エリアを絞られたくない場合は、自宅から離れた公共施設やコンビニ駐車場での取引をオススメいたします。また、商品の投稿ページに記載する『出品者エリア』は、商品の購入目的以外の第三者にも閲覧可能なことに注意が必要です。

私はまだトラブルといったトラブルに遭ったことはないものの、特に女性の方は【待ち合わせ場所】選びにお気を付けください。人気の多い場所でのお取引や、同伴者を連れてのお取引を強くオススメいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします!!