大学のサークルで挫折した話

大学のサークルで挫折した話

こんばんは。泣きよっちです。この記事の投稿は2021年2月中旬。コロナワクチンの日本での接種が間もなく開始されようという段階ですね。

コロナにより大学生活を滅茶苦茶にされた学生の方々もいらっしゃる現状ですが、今回は私の大学時代のサークル活動についてお話することにしてみました!

サークルで挫折した話

大学1年時の新歓コンパ

大学の入学当初、私が楽しみにしていたのが複数のサークルに入ってたくさんの人脈を構築し、華やかなキャンパスライフを謳歌することでした。※ 高校時代が暗く辛い経験になってしまったからこそ、いわゆる “ 大学デビュー ” を果たしてあの3年間を取り戻すような4年間を送りたかったのです。明るいキャンパスライフを送りたかった。

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まず、大学のサークルというとバンド活動をするのがキラキラしていていいなと思い軽音の新歓コンパへ行き、サークルの情報冊子から楽しそうな雰囲気のあった運動系(球技系)の新歓コンパへ行きました。

軽音サークルの新歓だと、まず新入生は新入生だけのテーブルに座り、好きな音楽の話などで気の合う人を見つけてから、その後は立食メインで上級生達と話す機会が設けられる感じ。私だけでなく緊張していたり人見知りな新入生は当然いるので、そういうのを分かった上で先輩方が親切にお声を掛けてくれました。とても楽しいというか、貴重な経験をさせてもらったなと思います。私自身は音楽の分野は完全に未経験ではあったものの、未経験でも歓迎とのことでしたし、新歓で温かく接してくださった先輩(→以下 “ D先輩 ” と表記)の存在もあってまずはこの軽音サークルに入ることに決めました。

続いて、運動系サークルの新歓へ行きました。こちらは普段、公共の体育館などで場所を借りて屋内球技スポーツメインに活動しているそうで、直接飲食店に向かうのではなく一緒に普段の活動を体験してからコンパに向かうスタイル。私が行った日は...バレーボールの日だったかな?メインの球技が何だったか思い出せないくらい罰ゲームがたくさんあって、それで盛り上がったり楽しもうというサークルでした。コンパでも罰ゲーム付きゲームのオンパレードで、同じく新歓に参加していた女の子は粘着質に口説かれていたのを憶えています。私はニコニコしながら過ごしましたが「自分には合わないな」と思いそれっきりとなりました。

(余談ですが、新歓って基本的に身元確認はしないですし “ その大学の新入生 ” のテイなら無料で誰でも参加出来たりするので、ただナンパをする目的など本当に誰なのか分からない外部の人間が紛れていてもおかしくないと思います。)

【大学1年4月~】最初に加入した軽音サークルについて

軽音のサークルでは、たしか5月(6月頭?)くらいに2泊3日の合宿があって、そこでの演奏に向けてまず新入生同士でバンドを組むことになりました。新歓コンパで一番長く一緒にいた男の子に頼った結果、何とかバンドを組むことが出来て、私はドラムを担当することになりました。

でも、いざ合宿が始まると初心者である私の技術不足が他のメンバーの足を引っ張っていることが露呈し、気まずい思いをすることになりました。合宿中は同級生や先輩と打ち解けることが出来ず、頼れるD先輩はそもそも合宿に参加していなかったこともあり、私は眠くもないのに眠いふりをし、寝て時間を埋めていました。

その軽音サークルには7月くらいまで顔を出していましたが、どうしても仲間と打ち解けることが出来ず、新歓で仲良くなったと思った人やバンドを組んだメンバーとも気まずい関係となり、最終的にフェードアウトしてしまいました。

【大学1年6月~】D先輩の誘いで参加したテニスサークルについて

軽音サークルから徐々に身を引いて行った頃、その軽音サークルの新歓コンパ時にとても親切にしてくださった2年生のD先輩に誘われたので、D先輩の掛け持ちしていたテニスサークルに体験参加することになりました。

テニスサークルというとチャラいイメージがありますが、参加したサークルに参加するとそんな印象は全くなく、ただ雑談しながら練習をする平和的な雰囲気でした。同級生はほとんどいませんでしたが、先輩方は私に対して優しく接してくださいました。体験参加したその日に、サークルへの加入を申請しました。

しかし、先輩方に優しくしてくださったにも関わらず、軽音サークル同様に全然打ち解けらなかった感覚があり、D先輩がいない日の活動のことを考えると次行くのが怖くなってしまい、結局体験参加の一日だけでもう行かなくなってしまいました。

【大学2年4月~】ビリヤードサークルについて

大学1年の後半は、彼女が出来たこともあってサークルのことは一旦どうでもよくなっていました。でも、大学2年生になった際に部活やサークルの活動がまともにないことが就職活動で不利になるのではと不安に思い、再び自分に合ったサークルがないか探すことにしました。そして選んだのがビリヤードサークルでした。

ビリヤードサークルの雰囲気は、自分に一番合っていたように思います。落ち着いた人達しかいなくて、気を遣わず自然体に近い自分を出せたと思います。定期的に活動に参加出来ましたし、バーベキューに行ったこともありました。

ただ、夏休みに予定されていたサークルの旅行に参加すると代表の先輩に伝えた後、金銭的な余裕がなくなって直前にドタキャンすることになり、その後は旅行に行ったメンバー等に顔を合わせづらくなって再びフェードアウトすることになりました。

( 旅行のドタキャンがなかったとしても、多分いずれ身を引いていたと思います。 )

なぜ私はいつもサークルで挫折してしまうのか

軽音サークルでは、私自身が音楽や楽器に対して完全な初心者であったことが、上手く馴染めなかった原因の一つではありました。でも、私以外にも未経験から始めていた仲間は少ないわけではなく、バンドを組まずただサークル内で過ごすだけの人もいたので、たぶん私が経験者で腕があったとしても対人関係の問題で苦しんでいたはずです。

軽音の新歓時から優しく接してくださったD先輩に対しても何だか気まずくなり、大学1年の終わりごろには全く連絡を取らなくなりました。キャンパス内で見かけることがあっても、見つからないように避けてしまったこともあります。

ビリヤードサークルを最後に、私はもうサークルに所属することに拘ることを止めました。本当は最初の軽音サークルの時から気付いていましたが、どこへ行っても私は対人関係で躓いてしまう人間なのです。暗黒だった高校時代から同じ問題を引きずり続けていたのです。

どのサークルにも親切な先輩はいて、優しい同級生もいるにはいるんです。でも、幼少期の特殊な経験育った家庭環境いじめ等による人格形成の結果として、どうしても他者へ自分の心を開くことが出来ません。傷付くことを恐れずにはいられません。

社会的コミュニティの中では、緊張感変な空気を私自身が生み出してしまうのです。そんなつもりはなくても相手に気を遣わせてしまい、相手に気を遣わせてしまっている事実に自分が苦しくなります。逃げ出したくなります。著しい自己肯定感の欠如から誰かに嫌われていないか敏感になり、何とも思われていなくても勝手に身を引いてしまったことさえ多々あったと思います。何もサークルに限った話ではないのです。

最後に

高校時代の暗黒部分は引き継がれ、私は大学デビューを果たすことは出来ませんでした。どこにいても場違いな感じや後ろめたさを抱えていました。大学4年間において胸を張れるのは卒業論文を書いたことだけで他には何もなく、就職活動では企業や面接官に伝えたいことが特になく失敗に終わりました。卒業旅行は行く相手がいなかったので行っていません。

でも、サークルでの挫折は無駄ではないと思っていて、私がどんな人間であるのかを知るのに役立ってくれました。当時は「自分は何て駄目な人間なんだ」と自己嫌悪に苛まれていましたが、今は上述したように冷静に自分のことを分析出来ていると思います。もしかしたら心理カウンセリング等を受ければ、他者に対して心をオープンに出来るのかもしれませんが、出来ないことや苦手なことを受け入れられた今の私は心が穏やかです。

決して羨ましがられるような人生は歩んでいないけれど、就職には失敗しちゃったけど、その後の人生では誇れることが作れましたし、出来ることに目を向けて以前より前向きに生きられていると思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします!