引きこもりが8年8か月ぶりに雇われました。

引きこもりが8年8か月ぶりに雇われました。

こんにちは。泣きよっちです。今月から2022年になりました。あまり更新頻度は高くないですが、今年も当ブログ「泣きよっちの創なぞり」をどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は “ 広義の引きこもり ” に該当する私泣きよっちが、8年8か月ぶりにアルバイトをした経緯について書いてみました!

引きこもりがようやくバイトした話

私は「広義」の引きこもり

この記事を投稿する現在、20代後半の私泣きよっちは学生時代から “ 広義の引きこもり ” に該当してきました。人によって細部の定義付けは異なりますが、私の大雑把なイメージをまとめると

【狭義の引きこもり】
 ⇒ 家や自室から出ることをほとんどしない
 ⇒ 友人が少ない/いない
【広義の引きこもり】
 ⇒ 用事や趣味で外出はするが、家族以外の人との交流をあまりしない
 ⇒ 友人が少ない/いない
【ライトに使われる引きこもり】
 ⇒ インドア派
 ⇒ 友人が少ない
 ⇒ 休日は家を出ない

といったものになります。一概に引きこもりといっても多様な意味を孕んでいますし、明確に精神疾患が原因とされるケースもありますが、個人的には多種多様な要素が複雑に絡み合った結果としての “ 引きこもり状態 ” なのだと考えています。個人個人が細かな定義付けに拘っても意味がないのかなと思いますし、私はその作業に興味はありません。

そして何故、私は自身を “ 広義の引きこもり ” に該当すると考えているのかと言うと、

・友人グループはあるが数年会っていないし、連絡も取ることもない
・家族・親戚以外にまともに喋る人がいない
・就活に失敗(諦め)してからずっと雇われたことがない

といった、閉鎖された人間関係の中でしか対面の付き合いを持てない事実や、雇われる仕事をずっと忌避してきた事実があるからです。ただし一方で、

・SNS(このブログ用の垢以外)ではいろんな人とコミュニケーションを取っている
・就活に失敗して以来、週4でジムに通い続けている
・アウトドア派で、買い物や登山、音楽鑑賞によく出掛ける
・屋外にいる時間が長い
・ご近所さんには必ず挨拶する
・レジの店員さんには「ありがとうございます」を必ず言う

といった、対面を伴わない人間関係親密になることのない相手との挨拶程度の交流であればむしろ望んでいる事実や、体を動かすことや外出自体を好んでいる事実もあります。自分は引きこもりではあるものの「そこまで悲観する程のことではないし、別に悪いことでもない」という認識がありました。

なぜ、再びバイトをすることにしたのか?

私自身が最後にアルバイトをしたのは大学時代。某有名ファストフードチェーン店のキッチン担当に応募し受かったのですが、元々どうしても働きたいわけではなかったことやモチベーションが急低下したこと等により、僅か1日で辞めてしまいました。店長含めいろんな人に迷惑を掛けたなと心苦しく思いますが、あの頃は精神的にとても疲弊していたので、周囲の目を動機にバイトするべきではなかったのだと、今になって冷静に思います。

それ以前にも居酒屋でのホールスタッフ工場での軽作業の経験が多少ありましたが、働くことに対して絶望感を抱き辟易としていました。具体的には、どこへ行っても人間関係を上手く築くことが出来ず、場を変な空気にさせてしまうこと。そして私は周囲に気を遣って疲れるが、周囲の人々には私以上に私に対して気を遣わせてしまっているんじゃないかという恐れを常に抱いていたこと。ずっと同じ理由で学校のクラス生活部活サークルも挫折してきたので、働くことにも億劫になるのは仕方がなかったのかなと思います。

就活ではエントリーシートや面接時に使えるネタがなく、働くことへの意欲も将来への希望もなかったので、「売り手市場」と言われた年だったにも関わらず私は就職出来ませんでした。精神科や心療内科への通院経験はないものの、おそらく自分は対人恐怖症回避性パーソナリティ障害の “ 気 ” があるのではと思い、それだったらもう「独りで稼げることに懸けてみよう」という人生方針を持つことになりました。相変わらず実家に住んでいながら毎日の家事を担当し、時には家族の介護や裁判案件を引き受けたりしながら、独りで稼ぐ手段をいろいろ模索してきた・・・というのが現在までの道のりになります。

辟易としていた仕事に就くこと(雇用されること)について、なぜ今回8年8か月のブランクがありながら再び挑戦することになったのかというと、細かく見ると

① 独りで自立するほど稼ぐのはまだまだ難しいから
② 心身共に健康を感じる状態にまで回復したと思うから
③ 将来の様々な展開を考えると、20代のうちにある程度職歴を積みたいから

といった理由になります。②の理由に関して、毎日のように希死念慮に苛まれていたのが、ここ1年くらいは週1日抱くか抱かないかのレベルに落ち着いていました。何でそうなってきたのかはよく分からないものの、おそらく他人の目がだんだんどうでもよくなってきたこと(自意識過剰の是正?)と、山登りを含めアウトドア体験をたくさんするようになって根拠のない自信が積み重なったことが、特に影響しているのかなと思います。①~③の理由を総合した際に、「とにかく今動かないと “ あの時動かなかった自分 ” に絶対後悔するし、自分のことを未来永劫嫌いになる」という焦りの思いも強くありました。

8年8か月ぶりに私が選んだバイト

そして私が8年8か月ぶりにアルバイトを始めるにあたり、背伸びのし過ぎで再び挫折することだけは何としても避けたかったので、

(1)短期間雇用のバイト
(2)対人スキルの比較的求められない仕事内容

(3)1日の労働時間が6時間以下
(4)「未経験者OK」や「ブランクOK」の勧誘文句

(5)交通費の全額支給

といった点を重視しました。今回は「ちゃんと働き抜くことの出来たという成功体験(職歴)」が何よりも欲しかったことから、時給については最低賃金でも構わないことにしました。

そして悩みながら選んだのが、【郵便局での年賀はがき仕分けのバイト】でした。雇用期間は12月下旬から1月上旬までで、局ごとに異なりますが労働時間帯も6時間以下の募集がいくつかあり応募しやすかったです。2021年の11月下旬にホームページ経由でネット応募をし、面接を経て正式に採用されてから10日間働いてきました。

年賀はがきのバイトの詳細について、お話出来る部分については後日また別の記事にて認めるつもりです。現在は短期のバイトが終わって再び「広義の引きこもり」の身となり、次の展開について考えているところ。結果として、8年8か月ぶりに雇われで働くことが出来て本当に良かったなと思います。(^^*)

最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも泣きよっちの創なぞりをよろしくお願いいたします!!